アンドパッド施工管理アプリは便利?使いずらい3つの理由

アンドパッドの施工管理アプリを使っている
建設会社はかなり多くなってきてますね。
私もこのアンドパッドを利用している
建設業界に関わっている業者のはしくれです。
アンドパッド以外にも
施工管理アプリはたくさんあります。
アンドパッドにかかわらず
それ以外の施工管理アプリでも
いろんな機能があって
使い方によっては、すごく便利なアプリなんです。
ただ、この『使い方によっては』が気になるところです。
私は数年間、
このアンドパッドやそれ以外の施工管理アプリを
実際に使用してます。
今でも感じることや、今まで感じたことを
まとめてみましたので
少しでも参考になれば幸いです。
施工管理アプリの便利な点

私は建設業界の業者のはしくれになり
20年が経ちました。
それこそ20年前なんて
わざわざ建設会社へ出向いて
現場の図面や資料をもらいに行ってたぐらいです。
それか、FAXで画質の悪い図面や資料が送られてくるかの
どちらかでした。
本当に不便でやりづらい時代でした。
今思えばですけど.....。
その当時は、
それが当たり前で疑問にすら思わなかったです。
特にそれが不便に感じたこともなかったですし、
それに変わる何かがあったわけでもかったので。
今は当たり前のように図面や資料は、
メールで送ってもらったり、送り返したりして
わざわざ出向く必要はありませんね。
PDFやCADデータも一瞬で送受信できます。
そういった一瞬で送受信が出来て
なお、携帯電話(スマホ)があれば現場からでも
図面や資料が確認できたりするのが
施工管理アプリの便利なところですね。
iPadなどの端末を所持している人も増えてますが、
わざわざ事務所に戻ってパソコンを見ないと
図面や資料が確認できないという不便はなくなったのです。
アンドパッドのように
ほとんどの施工管理アプリには
チャット機能があり
その現場ごとにグループトークができます。
監督さんへの質疑、業者さん同士の確認
中には、そのトーク内容で進捗が把握できることもあります。
もちろん登録されている人なら
個別でチャットすることもできます。
工事内容に関係のない業者さんへの配慮もできるのです。
まさにLINEを利用している人なら
なんら違和感なく使いこなせますね。
そして、
20年前ならわわざわざ出向いて
もらいに行ってた図面や資料も
現場ごとのルームにアップされており
いつでもどこでも見ることができます。
そしてなにより
建設現場にとって一番肝心なのは
現場の進行をあらわす工程表になります。
この工程表もアップされていますので
自分が請け負っている業種の予定や時期を確認して
簡単に手配することもできますね!
携帯片手に簡単に把握できて
簡単に手配できるのが
施工管理アプリの便利さなのです!
施工管理アプリ5選
他にもいろいろとあります。
施工管理アプリの不便さと悩みとボヤキ
施工管理アプリの便利さは言うまでもありません。
スマホひとつで簡単に
いつでもどこでも確認できます。
いつでもどこでも現場の進行状況や
図面・資料も確認できるので
現場の職人さんも便利さを感じていることでしょう。
管理する監督さんや、
業者の窓口になる担当者も
『使い方によっては』
便利なのは言うまでもありません。
私はアンドパッドにしろ
他の施工管理アプリにしろ
この『使い方によっては』
本当に便利なのは体感してわかってます。
ただし、施工管理アプリが便利なもの以上に
不便に感じていることがあります。
これは私だけが感じていることではないはずです。
施工管理アプリの不便な点
便利さゆえに不便さはつきものです。
アンドパッドのような施工管理アプリは
一度その便利さに依存してしまうと
抜け出せなくなってしまうことがあります。
アンドパッドの施工管理アプリは
図面や資料が、いつでもでこでも確認できて
チャットで質疑や工事内容も確認できます。
これ以上の便利さはありません。
でも、便利なアプリ機能を開発したのは人間です。
そして、便利なアプリ機能を管理するのも人間です。
ましてや、アンドパッドのように施工管理アプリは
現場ごとのチャットルームや管理画面は
建設会社が管理してるので、業者は中身を触れません。
業者は現場ごとの管理ルームに招待されない限り
その中身はもちろんのこと
便利な機能すら見ることや使用することはできないのです。
業者を招待するのは現場を管理している建設会社の担当者です。
ほとんどが、建設会社の現場監督さんか営業さんが管理してます。
もし仮に、ある現場が着工していて
その現場に関わるある業者さんが招待されていなかったら
どうなるかわかりますよね?
その業者さんが関わる工事が止まってしまえば
工程がズレてしまい、
最悪の場合は現場の引き渡しが遅れる場合もあります。
当然のことです。
だが、現実はそうではありません。
招待をされていない
いわば被害者である業者さんに
ある日突然、
『工事はいつ入るの?』
『今日来ないの?』
と、監督さんをはじめ、他業者さんからも
催促の連絡が入ることは
建設業界では本当にあるあるのことなんです。
その業者さんが工事を進めないと
その後の工事が進まないのがほとんどです。
その、招待を忘れられた業者さんからすれば
何のことやらサッパリわからない!
でもそこは、昔からの建設業界の悪い習慣もあり
下請け業者への謝罪もなく、
『いつ来れる?』
『今日来てもらわないと困るんだよね!』
と、自分のミスは棚に上げてしまうのです。
結果的に、
その業者は泣く泣くその現場に行かざる負えないのです。
誰がどう見ても、
悪いのは招待を忘れていた監督さんです。
だいぶ少なくなってきてますが、
いまだにどんな状況でも
上からものを言う監督さんや
元請け業者はあとを絶ちません。
そして、
便利な機能であるチャットでも不便を感じることがあります。
現場での質疑や連絡事項、業者さん同士での打ち合わせをできる
チャットは本当に便利です。
ただし、そのチャットを見ていればの話しですが.....。
そもそも、なぜ施工管理アプリがでてきたのか?
なぜ、以前は施工管理アプリがなくても
それなりに現場が円滑に進んでいたのか?
特に大手の建設会社(ハウスメーカー)は
同時期に数多くの現場が動いています。
そして、現場を担当する監督さんは
同時期に数多くの現場を担当します。
現場の数が多ければ多いほど
監督さんにかかる負荷は大きくなり
現場管理や手配、打合せ、トラブルや思わぬ事態への
対応をしなくてはなりません。
ひとつの家や建造物をつくるときには
数十社の業者さんがかかわります。
その数十社の業者さんを指揮するのが
建設会社の監督さんになります。
現場の進み具合や円滑な工程管理は
一言でいうと
監督さん次第なんです!
忙しい監督さんには、毎日数えきれないほどの
電話や問い合わせがきます。
電話や問い合わせの数が多くなると
当然のように
電話で話した内容や、やるべきことが
歯抜けになることなんてしばしばです。
そんな忙しそうな監督さんへ電話しても
軽くあしらわれることもザラになりますね。
それでは、いくら業者さんが工程にそって
工事を進めそうとしても上手くいかないはずです。
忙しい建設会社や監督さんには便利なり
忙しい中で電話の数を減らすことを目的としているのも
施工管理アプリを導入する理由の会社もあります。
さきほども言った
『ただし、そのチャットを見ていればの話しですが.....。』
現実、これが監督さんも業者も一番の悩みの種なんです。
施工管理アプリは
使い方によってはかなり便利なものです。
アンドパッドのように施工管理アプリのおかげで
建設会社の監督さんをはじめ、
工事を請け負う業者さんも、
以前に比べると電話の回数は減ったともいわれてます。
電話での問い合わせ回数が減ることにより
言った、言わないの責任のなすりつけ合いも減ったことでしょう。
でも、電話が減った代償に
チャットトークが乱雑になっているような気がします。
先ほども言った通り
大手の建設会社(ハウスメーカー)は
同時期に数多くの現場が動いています。
そして、現場を担当する監督さんは
同時期に数多くの現場を担当します。
1件の現場で数十社の業者さんがものづくりに携わります。
その数十社の業者さんが、
なんらかの質疑や確認事項をチャットしたら
それもまた数多くのチャットになり
確認すことでいっぱいになってしまいます。
ましてや、数十件の現場を同時で担当したらどうなるか。
言うまでもなく電話と同じように
問い合わせや確認事項はスルーされ
いずれ闇に消えていきます。
ただ、電話と違い文字として残りますので
言った、言わないの責任のなすりつけ合いにはなりません。
結局、チャットでの確認がとれず
電話するハメになるのです。
これでは、なんのためのチャットなのかわかりませんね。
そういったスルーされないためにも、
チャットがきたら通知でお知らせしてくれる機能もあります。
残念ながら、この通知機能をONにしたら最後
数多く物件を担当されているなら
ほぼ一日中その通知お知らせは鳴り続くことでしょう。
アンドパッドの機能を熟知している人なら
必要な人だけに通知できるように設定もできます。
でも、正直いって同時期に数十件も担当してたら
そんな配慮をしてくれる人の方が少ないです。
図面や資料を各現場ごとの管理ルームから
いつでもどこでも簡単に確認でき、
質疑や問い合わせ、確認事項の簡単にチャットできる
施工管理アプリのアンドパッドは人気があるそうですが。
結局、それを扱うのも管理するのも人間です。
いい加減な管理や、いい加減な人が扱うと
もはや便利なものが不便でしかない
宝の持ち腐れになってしまいます。
図面や資料、工程表、質疑や問い合わせが
簡単に確認できればいうことなしです。
そんな便利なアプリでも
図面や資料、工程表がアップされていない、
アップされていても変更前の図面や資料のまま、
工程表も変更されておらず当初のまま、
変更や注意事項などはまったく周知されず、
チャットしても誰からも反応がなく、
あげくに電話しても電話に出てくれない、
電話しても素っ気ない対応、
これでは建築現場は進みません。
逆に、
図面や資料がアップされてても
見ない人やアプリの見方がわからないという人。
チャットに連絡しても
そもそもチャットすら見ていない人もいます。
どちらの場合でも
便利なはずが不便になり
むしろ手間がかかりすぎて仕方ありません。
でも、建設現場というものは
机上でああだこうだいって完成するものではなく
現場で人がモノをつくるところです。
いくらITが進もうが、現場はいつまでもアナログなんです。
施工管理アプリで円滑に現場管理するには?
なぜ、以前は施工管理アプリなどの
便利なツールがなくても
それなりに円滑に現場が進んでいたのか?
これがわかれば、
現代のアンドパッドのような便利な施工管理アプリと
上手く連動して円滑に現場管理ができないかと。
一番は、はやり、
定期的に現場に行って
自分が担当している工事の進捗と
他業者との連携を目で見て把握することです。
正直これに尽きます。
いくら現場の監督さんでも、
その専門分野の業種のことまでは
深く理解してないものです。
だからこそ、請け負った自分の担当業種のことぐらいは
把握する必要がありますし、
把握しなくてはなりません。
それと同時に、
施工管理アプリを上手く活用できれば
なんら問題なく円滑に現場管理できるはずです。
施工管理アプリばかりに依存しすぎると
見えない相手に対して
攻撃的な言動をとっている場合があります。
自分に限ってと思う人ほど、
意外と攻撃的なチャットをしてたり
上から目線なってにいたりしますので
依存しすぎることには注意が必要ですね。
何度も言いますが、
モノづくりは人がやっています。
便利な施工管理アプリですら人が管理しています。
だから、間違えやミスやトラブルはつきものです。
定期的な現場確認と
アンドパッドの施工管理アプリを照らし合わせ
答え合わせをする感覚で現場に確認しにいく。
現場に出向けば、
他業者さんの職人さんや管理担当者に会えて
今まで無機質なチャットの向こう側が見えるかもしれません。
現場では、チャットでは聞けない情報がわかったり、
いろんな業者さんとコミュニケーションが取れたりして
目には見えない円滑さを手に入れることが
できるかもしれません。
なぜ、以前は施工管理アプリなどの
便利なツールがなくても
それなりに円滑に現場が進んでいたのか?
この答えがわかる気がします。
わざわざ建設会社へ出向いて
図面や資料をもらいにいった時に、
何気なく現場の情報を聞き出せていたのですね。
その何気ない会話が重要で
その何気ない会話を通して
お互い分かち合える間柄になってたかもしれません。
どの時代でも
人と人のコミュニケーションは大切なんです。
中にはどうしても
アンドパッドのような施工管理アプリに
なじめなく、
現場管理がうまくできない人もいます。
そもそも、
現場に行っても他業者さんとコミュニケーションを
上手く取れない人もいます。
以前から、建設業は3Kと言われ
『キツイ』『汚い』『危険』が代名詞になってます。
職人さんも荒い人が多いイメージもあり、
建設業で仕事をする人も年々減少しているのが現実です。
アンドパッドのように便利な施工管理アプリで
現場管理が円滑に進めばいいのですが
上手くいかずにストレスを抱えている人も多いのです。
ストレスを抱えていては身体を壊すことにもなります。
ストレスを抱えないためにも自身のスキルアップや
転職することも一つの選択にあがります。
スキルアップとして
建設業界ならやはり資格を取ることが
一番のスキルアップに繋がります。
建設関係の資格のほとんどはかなり難しく
相当な勉強が必要になります。
学生の時に授業の一環として
資格取得している人もいます。
仕事をしながら資格を取得するのはかなり大変です。
でも、
スキルアップするなら一度は資格取得に向けて
チャレンジしてみましょう!!
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