モンスター社員を辞めさせる3つの方法と対処法

職場に存在するモンスター社員に頭を抱えて悩んでいませんか?
実は、この記事で紹介する『モンスター社員を辞めさせる3つの方法』を実践すると、モンスター社員のことで悩まなくなります。
なぜなら、私も実際に実践して、上司や役員に相談しながらモンスター社員を撃退することに成功したからです。
この記事では、モンスター社員を辞めさせる対応方法を紹介します。
記事を読み終えると、今後モンスター社員に悩むことは一切なく、穏やかな職場環境を取り戻すことができます。
モンスター社員を辞めさせる3つの方法
職場に存在するモンスター社員に手を焼いている会社少なくありません。
なんせモンスターって言うぐらいだから化け物や怪物といった存在になっているはずです。
そんなモンスター社員は会社にとってマイナスでしかないはず。
いかに一日でも早くモンスター社員を辞めさせるにはどうしたらいいのか?
モンスター社員を辞めさせるには3つのステップがあります。
3つのステップとは?
- モンスター社員の本性をあばく
- モンスター社員へ指導担当係りをつける
- モンスター社員へハッキリと伝える
この3つができればいくらモンスター社員とはいえ、辞めさせることができるのです!
ただし、この3つのステップを実行する前にモンスター社員の特徴と心理を理解しておくことが必要不可欠になります。
モンスター社員の特徴とは?
モンスター社員は特有の特徴があります。
そんな特徴を理解することで、撃退に向けて戦いの幕が開かれるのです。
自分は正しいと思っている
自分の信念を貫くことは悪いことではありませんが、モンスター社員は自分の考えや意見は全て正しいと思い込んでいます。
少しでも自分の考えや意見が通らないと、相手に対して攻撃的な口調になる。
声を荒げたり、感情的な言い方をしてしまう。
そしてふてくされ、周りの人を巻き込むかのようにグチや影口を言い始める。
まさに子供の口ケンカみたいな感じになる。
仕事ができる人と勘違いしている
仕事ができる人とは、与えらえた業務をこなすことはもちろんのこと、それ以外のことでも率先して取り組める人。
当たり前だけど皆にあいさつができ、困っている人がいたら声をかけてあげれる優しい気持ちを持って人なんですよね。
でも、モンスター社員はこの与えられた仕事をこなしているだけで、仕事ができる人と思い込んでいる人が実に多い。
井の中の蛙だと早く気づくことができないから勘違いをしてしまう。
非常に残念な人なんです。
自己中心的
自己中心的な人はモンスター社員に限らず職場には必ずといって存在します。
周りの人のことを考える能力が乏しいといってもいいぐらい。
だから、なりふり構わず自分の思ったことや考えを空気を読まず発してします。
『どうだ!私を見ろ!こんなことで今怒っているんだぞ!』
と、意味がわからないことを主張したいのか、かまってちゃんタイプのどちらかです。
自己中心的なタイプはいずれモンスター社員へと変身していくので注意が必要です。
逆パワハラ
社会的地位を利用して、部下や後輩へ必要以上に高圧的な指導をするのがパワハラです。
その逆に、上司や先輩に対して『それパワハラですよ』となんでもかんでもパワハラだと思い込んでしまう若手社員が増殖中。
世間からパワハラに対して認識が深まっていることを逆手にとり、強く言えない上司や先輩に対して逆パワハラをする。
逆パワハラというか、自分の能力不足を指摘なれたくないから防衛しているようにも思えます。
仕事中の態度を注意したり、指導するのはパワハラでもなんでもありません。
そこを遠慮がちになっている上司が、こんな逆パワハラをするモンスター社員を作り上げたのです!
誹謗中傷がひどい
モンスター社員の象徴として最も多いのが、誹謗中傷を言うことです。
会社のこと、経営者のこと、上司や先輩、同僚のことをとにかく誹謗中傷します。
普段はそんな気質が見受けられなくても、面談やミーティングで不平不満の感情にいちど火がつけば消えることはありません。
無限にあることないことマイナスなことを話しだす。
この誹謗中傷に目が余るときは、すでにモンスター社員が誕生していることに気づきましょう。
退職をほのめかす
モンスター社員の特徴として、仕事ができる人と勘違いを始め、自己中心的な言動が目立ち、時には逆パワハラをして、誹謗中傷が激しくなってきます。
最終形態に入ったタイミングで、退職をほのめかすことです。
『この会社に長くいるつもりはない』なんてことをいいふらし始める。
おそらく、自己中心的で仕事できる人と勘違いしているから、
『自分みたいな仕事ができる社員に辞められたら困るでしょ?』
と勘違いしているに違いありません。
悲しいことに引き留める人は誰一人いないでしょうね。
モンスター社員への対応

モンスター社員が存在するだけで会社にとってはマイナスでしかありません。
かといって、
『君!明日から来なくていいよ!』なんてことは法律上、
口が裂けても言えないのが現実なんですよね。
そんな時、モンスター社員を撃退する対処法をやってみると、意外と簡単にモンスター社員を撃退することができるのです。
モンスター社員を撃退する3つの対処法とは?
- モンスター社員の本性をあばく
- モンスター社員への指導係りをつける
- モンスター社員へハッキリと伝える
この3つを実践することで、モンスター社員の勢いはジワジワと弱りはじめます。
モンスター社員の本性をあばく
モンスター社員といえども、普段は仮面をかぶって、いかにも普通の社員を装う人がいます。
でも、影ではモンスター化してしまい職場環境を破壊していることも大いにしてあります。
モンスター社員の本性を暴く方法として、個別面談と称した1対1のミーティングを実施することです。
その面談者がカギになってきます。
本来であれば直属の上司やチームリーダーが面談するが自然ですが、ここではモンスター社員と同等な立場の人か他部署の人にやってもらう。
なぜ直属の上司やチームリーダーではなく、モンスター社員と同等な立場の人か他部署の人なのか?
いくらモンスター社員でも、直属の上司やチームリーダーの前では優等生を演じるからです。
同等な立場の人か他部署の人の方がモンスター社員にとって本性を現す可能性が高い。
だからこそ、個別面談と称した1対1のミーティングを、同等な立場の人か他部署の人に任せると本音が聞けるのです。
モンスター社員へ指導係りをつける
モンスター社員の特徴からわかるように、モンスター社員はモラルに欠けることが多々あります。
社会では人としてのモラルが低く誰からも注意や指導を受けないと、自然とモンスター社員が誕生するもの。
そこで、会社に1人ぐらいは存在する孤高の戦士にモンスター社員の指導係りを任命するのです。
孤高の戦士は、周りのことは気にせず普段は口数も少なく黙々と仕事をこなし、いっけん近寄りがたい存在です。
いくらモンスター社員といえども、孤高の戦士の存在には一目置いていることもあります。
そんな孤高の戦士から日々の素行について、
『少しだけ静かにしてくれないか!』
『人の悪いことばかり言いふらすと自分に帰ってくるぞ!』
みたいな一言を言われれば、たちまちモンスター社員の勢いは下がっていくに違いありません。
とうとう孤高の戦士を怒らせてしまった!
みたいになるのです。
モンスター社員へハッキリと伝える
モンスター社員への一番理想的な指導としては、モンスター社員本人にハッキリ伝えることです。
遠まわしや言い方や、まわりくどい言い方ではなく、ズバリハッキリと伝えることが重要。
『最近、あなたのウワサをよく聞くけど本当のなの?』
普段から退職をほのめかし、自分がいなくなると仕事に影響がでると思い込んでいるモンスター社員には、
『退職を考えてると聞いたが、いつ頃予定してる?』
『辞めるのは残念なことだけど、仕事の引継ぎを考えなきゃいけなくなるしね』
『当然辞められては、取引先にも迷惑かかるし今のうちに配置変えを考えたい』
と、退職するウワサ話しから会社を辞める前提で話しを進める。
こういった話しをすることで、
『そんなこと言われるならすぐにでも辞めます』って、
モンスター社員から言い出してくれたらラッキーです。
退職をほのめかすモンスター社員は、すぐに会社を辞める確率は限りなく低いです。
それこそ5年後10年後になるかもしれません。
モンスター社員が退職をほのめかす理由は、かまってちゃんの発言に過ぎません。
『俺、会社辞めるかもしれないよ!』
『え~、あなたが辞めたらこの会社終わりじゃん!』
と、言われたいし思われたいだけ。
だから、会社から退職を前提に話しを切り出されるとは思ってもいないのです。
モンスター社員の弱点とは?
モンスター社員といえども、
普通の人間です。
普通の会社員です。
だから、普通の人が持っている弱さと同じです。
モンスター社員は、自意識過剰な人やかまってちゃんタイプのどちらかになります。
特に退職をほのめかす自意識過剰なタイプには、
『あなたの代わりはいくらでもいる』ということを、
逆にほのめかせばいいだけのこと。
かまってちゃんタイプには、孤島の戦士から重い一言を言ってもらう。
モンスター社員の弱点というよりかは、普通の人と同じように扱えばいいのです。
特別モンスター社員だからといって、特別なことを考えなくてもいい。
モンスター社員は特殊でやっかいと思わなければ、自然と対処法がみつかります。
モンスター社員を辞めさせることを目的にしてはいけない
モンスター社員は会社にとってマイナスな存在です。
かといって、辞めさせることを目的に動けば動くほど悪循環にあります。
退職してもらうことを目的に、異動・転勤・配属変えを行うと、後々裁判になったときに会社が不利になってしまうことがあります。
法律でもあるように、悪質な行為や犯罪を犯さない限りモンスター社員とはいえ、簡単に辞めさせることができないのが現実なんですよね。
弁護士が解説
モンスター社員対策社労士 村田淳
それこそ辞めさせることを目的に、異動・転勤・配属変えをすれば、モンスター社員の思うツボかもしれません。
あくまで辞めさせることを目的にはせず、日々の指導がモンスター社員の更生に繋がることでしょう。
モンスター社員を作り出したのは会社に原因がある
モンスター社員といえども、入社当時はフレッシュでまっすぐな社員だったはず。
それが社歴を重ねるほど日に日にモンスター化していき、誰も手をつけられない状態にしてしまった。
これは紛れもなく、会社がモンスター社員を作りだしたのは事実なんですよね。
社会の風潮に飲み込まれ、言うべきことがいえず、注意や指導もパワハラと思われるのが嫌。
これがモンスター社員を作り出した一番の原因です。
モンスター社員のモラルが悪いとはいえ、意外と周りでもモンスター社員を挑発する言動をしていませんか。
上司や同僚をバカにしたり、日常的に他部署の悪口や陰口を言って盛り上がる。
取引先や顧客に対しても同じです。
普段なにげに会話している雑談や会話に中に、職場に対して取引先や顧客に対して誹謗中傷なことを言ってしまう悪習慣がある会社ってありますね。
こんな何気ない会話や雑残を毎日のように聞いてれば、いくら普通の人でもモンスター社員に変身することは簡単です。
モンスター社員に変身したのではなく、モンスター社員に変身させた!
この考えの方が正解かもしれません。
モンスター社員にばかり変化を求めるのではなく、自分自身のモラルや言動を改めて改善することで、モンスター社員の増殖を防げます。
モンスター社員より先に転職する考えもアリ
退職をほのめかすモンスター社員ほど、会社を辞める確率は低いです。
いっそうこと早く会社辞めてもらい、モンスター社員ストレスの呪縛から逃れたいと思っている先輩や上司も少なからずいます。
とはいえなかなか退職してくれない。
そんなことを毎日考えてストレス指数がハンパなく高いのなら、あなた自身が退職して転職することもアリって考えを持とう!
たかだかモンスター社員のことで、毎日気になり仕事ははかどらず、休日もモンスター社員のことを考えてしまう。
まさにモンスター社員に生活全てを侵されているといってもいいぐらいの状態になっていませんか?
モンスター社員に変化を求めても変わってもらえません。
ならば自ら環境を変えることもアリだと思います。
環境を変える一番の方法として、とりあえず転職サイトに登録することです。
マイナビエージェントやリクナビNEXTといった転職サイトはたくさんあります。
転職サイトに登録するメリット
転職サイトに登録するメリットとは?
一番のメリットは会社に依存しなくなることです。
転職サイトに登録すると、あなたに合った求人情報が定期的にメールで届きます。
転職サイトの求人情報を見た人ならわかると思いますが、求人情報から今現在の会社と比較することができることが最大のメリットです。
今あなたが勤めている会社の待遇は良いのか悪いのか?
給料や休日はそれ相当なのか?
もらえる給料のわりには休みが少ない!
休みが少ないわりには給料はそこまで良くない!
転職サイトの求人情報をみると、こんなに休みがあるのに今の自分の給料と一緒もしくは良い!
こういった情報は自分からつかみ取りにいかない限りわかりません。
勝手に情報がやってくることはない。
こういった情報を知ってるか知らないかで、会社勤めしていくうえで有利になっていきます。
このままずっとこの会社で働かなければならないわけでもありませんからね。
転職サイトの求人情報を握っているかいないかで、会社に依存する考え方が変わってきます。
『いつでもこんな会社辞めてやるぞ!』
っていうぐらいの気持ちに余裕ができるようになります。
実際に転職サイトは、必ずしも転職する人だけが利用するものでもありません。
いろんな会社情報をみて現実を知る比較材料としても利用することができるのです。
これからは、
どうせ転職するなら成長業界へ進むことをオススメします。
まとめ モンスター社員を辞めさせる3つの方法
何ごとでもそうですが、まずは動いてみないと何も変わりません。
じゃあ、本記事で紹介した『モンスター社員の対処法』実践するタイミングはいつか?
その答えは、今すぐ行動が一番の正解です。
モンスター社員を辞めさせるには3つのステップがあります。
・モンスター社員の本性をあばく
・モンスター社員へ指導担当係りをつける
・モンスター社員へハッキリと伝える
この3つをまずは実践してみましょう。
それには、モンスター社員の特徴を理解することも大切です。
モンスター社員を辞めさせる方法といいつつも、実際に辞めさせることを目的に動くと会社にとってデメリットになることもあるので十分注意が必要です。
モンスター社員とはいえ普通の人です。
普通の人には言えることが、モンスター社員には言いずらい!
なんてことがないように、言うべきことや指導すべきことはハッキリと伝える。
これこそがモンスター社員を排除する一番の近道になります。
モンスター社員を誕生させたのは会社の責任でもあります。
モンスター社員に変化を求めるだけではなく、今一度指導方法を見つめ直す機会になっていただければ幸いです。
ただでさえストレスが多い社会で、わざわざストレスを増やすこともないでしょう。
モンスター社員の存在をいち早く排除して、限りなくストレスを減らせる職場環境を作っていきましょう。
モンスター社員を誕生させるか?
それとも排除できるか?
それはあなたの一声にかかってます。
待ってても何も変わりません。
自ら動きましょう!
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