生意気で言うこと聞かない部下は上司の責任!3つの理由と対処法

生意気な部下だな!
すぐ不貞腐れる!
調子に乗ってるんじゃねえーよ!
と、部下や後輩にイライラして悩んでませんか?
実は、この記事で紹介する『生意気で言うこと聞かない部下は上司の責任!3つの理由と対処法』を理解すると、生意気で言うことを聞かない部下から、魅力的な部下に変身してもらえます。
なぜなら私は20年以上かけて部下や後輩の育成にかなりの時間をかけて注力してきたからです。この記事では、部下や後輩社員の育て方を紹介します。
目次
生意気で言うこと聞かない部下は上司の責任!3つの理由と対処法

どの会社にも生意気で可愛げのない部下や後輩はいますよね!
そんな部下や後輩にいつも腹を立てていては、イライラするだけで本来の仕事に集中できなくなります。
では、なぜ部下が生意気になってしまうのか?
最初は謙虚だったはずが、だんだんと生意気で横柄な態度に変身してしまうか?
その3つの理由は、
- 上司が注意しない
- 上司が無能
- 上司がいい加減
部下の性格にもよりますが、ほとんどがこの理由で生意気で言うことを聞かない部下が育ってしまいます。
上司が注意しない
最近の会社では部下がパワハラを訴えることに怯えて、注意や指摘ができない上司がたくさんいるように感じます。
そもそもこれが生意気な部下にしてしまう理由の一つです。
部下に注意や指摘をしないとどうなるか?
部下は業務を間違っていることに気づかずそのまま突き進むことでしょう。
間違えに気づいたときは、取り返しのつかない事態に発展している場合もあります。
部下からしたら、
『何で教えてくれなかったのですか?』
上司は、
『指摘してお互い嫌な気持ちになりたくないからね』
『最悪、パワハラとかで訴えたりするんでしょ?』
と、本当に情けない上司もいるぐらい。
これでは部下は上司に敬意を払うどころか、バカにしたり見下したりします。
こういった負の積み重ねが、生意気な人間を作り出してしまうのです。
敬意を払わずバカにしたり見下したりする部下も部下ですが、なんたって注意や指摘をしない上司が原因なのは言うまでもありません。
上司が無能
いくら上司の立場でも、上司としての器がない人もいます。
その会社で何十年も勤めて役職者になったからといって、仕事のプロフェッショナルではない人もいる。
こういった人が上司になり新人の教育係りになると、言わずもがな部下は育ちません。
あきらかな人選ミスにより昇格しただけ人なんだから。
そんな会社で育った上司は、残念ながら年を重ねただけの無能な人とレッテルを貼られます。
無能な上司には、部下はいち早く敏感に反応します。
敏感に反応されれば当然のようにバカにしたり見下したりする。
これは会社の習慣と環境が作り出した負の遺産ともいえるでしょう。
こんな環境下で仕事をして年を重ねると、バカにしたり見下したりしていた部下がいずれ上司の立場になった時も、同じことを繰り返し負のスパイラルになってしまいます。
上司がいい加減
部下が生意気な態度をする最も多い理由として、そもそも上司がいい加減な人だからです。
もし上司が、
・いつも出社時間はギリギリ
・仕事中でもサボり気味
・雑談やおしゃべりが多い
・人の話しを聞かない
・感情のスイッチが時々入る
・態度が横柄
と、あげたらキリがないぐらいいい加減な人なら、部下も自然とマネをするようになってしまうのです。
こんな上司のもとで働いていると、部下もいつしか出社時間がギリギリになってしまい、仕事もナメてかかるようになる。
私が勤めている他部署の上司と部下の関係がまさにこれに当てはまっている。
取引先からのクレーム対応では、部下は太々しい対応をしたことによりさらにクレームが大きくなったりしてました。
その時に部下が上司に言ったことが、
『次また電話がかかってきたら、キレていいですかッ?』
これはまさしく上司どころか仕事をナメている発言にしか聞こえませんでした。
思わずそのやりとりを聞いてた私は、その上司を差し置いて言いました。
『キレていいわけないでしょッ!』
『10万年早いよッ!』
と、冗談のようで本気で言いました。
普段は口数が少ない私の発言だったのか、その部下はかなりビックリした表情を見せていましたね。
もっとビックリすることに、その部下まだ入社2年目だということです。
つい1年前まで学生だった部下が、何年も継続している取引先にキレて、そのことが原因で今後の取引停止になるかもとは思ってません。
取引停止になると、会社にとってマイナスです。
ましてや大口の取引先なら大打撃です。
自分の身勝手な発言が、どれだけ会社に悪影響を与えてしまうのかは考えもしてませんからね。
上司がいい加減だと、部下は仕事をナメて最悪の事態を招くこともあるでしょう。
生意気で言うこと聞かない部下へ3つの対処法

元から生意気な人は別として、入社してからだんだんと生意気になってきた部下への対処法はそれほど難しくありません。
上司であるあなた自身が少しの工夫と改善をすれば、簡単に部下の生意気さは変化させられます。
生意気で言うこと聞かない部下へ3つの対処法
- 嫌われる勇気を持つべし
- 敬意を示す
- 机上論よりも現場を大切にする
この3つを意識するだけで、生意気な部下が謙虚な部下に変わります。
嫌われる勇気を持つべし
もしパワハラを気にして言うべきことや指摘したいことが部下に言えないのなら、今すぐにでもあなたが今就いてる立場や役職を降りてください!
部下や後輩に限らず、いくらあなたの上司ですら、言うべきことや指摘したいことは発信しなきゃなりません。
これをパワハラだの、部下や上司の立場だの、人の目を気にしていたら何も始まらない。
言うべきことや指摘したいことを言うと、部下や周りに嫌われるかもしれません。
場合によっては、避けられるかもしれません。
なぜ嫌われるのか?
避けられるのか?
それは誰もが思ってはいるものの、言いたいけど言えない図星なことだからです。
だから図星なことを言うと嫌われたり、避けられるのです。
なぜならいつか自分のことも言われるかもしれないと予防線をはるから。
でも、誰もが思ってはいるものの、言いたいけど言えない図星なことを言える人になると、少なくとも数人はあなたの味方になってくれます。
『よく言ってくれました』
『前から気になってイライラしてました』
と、賞賛を送られることもあります。
賞賛をもらうために言うのではないです。
言うべきことを言うのが上司です。
言うべきことを言える上司なら、間違っても生意気な態度をする部下にはなりません。
職場に限らず、取引先やビジネスパートナーへも言うべきことや指摘なことを言える人なら、部下からの信頼もあつくなります。
部下も仕事の空気感を読めるようにもなれる。
それでも嫌われたり、避けられることが嫌なら、今すぐあなたの立場と役職を降りてくださいね。
嫌われたっていいじゃない。
避けられたっていいじゃない。
味方になってくれる人が1人でもいたらそれでいいじゃない。
それが上司の役目でもありますから。
敬意を示す
日本人に多い傾向として、役職や立場で人の価値を決めてしまう人がいます。
主任よりも係長、係長よりも課長、課長よりも部長。役職によって態度や発言を変えてしまうものですよね。
同じ依頼でも、部下は係長の言うことは聞かないけど課長の言うことは聞く。
こんなこともあります。
逆をいうと、上司は部下にいき過ぎた指示命令をしますが、部下はあなたの便利屋でも奴隷でもありません。
上司であるあなたは、たまたま部下より先に生まれて、たまたま先に会社に入社しただけのこと。
生まれる時代や入社時期が違ってれば、あなたの部下の部下になってたことも考えられる。
だから、部下だろうが役職があろうがなかろうが、どんな人にも敬意を示せればお互い信頼関係を築けるようになれます。
机上論よりも現場を大切にする
部下にアレコレと指導をする上司のなかに、机上論ばかりの指導をする人がいます。
実際に、仕事の場面では放置してしまいフォローしない。
ミスや失敗をするとまた机上論で攻める。
これでは部下は仕事を上手く進めれませんし、上司に不信感を抱きいつしか生意気な態度で応戦してしまう。
どんな仕事でも、机上論はあくまで机上論にしかすぎません。
『事件は会議室で起きてない!現場で起きてるんだ!』ドラマのワンシーンではありませんが、まさに仕事は現場を優先するべきです。
取引先での打合せや商談は、いくら机上論で指導されても通じません。
商品やサービスを設置したり導入するには、客先である現場に出向かないと経験値は上がりません。
100回の机上論で指導をされるより、たった1回の現場体験の方が経験値が増します。
それに実際に目で見て、手で触って、現場の空気感を味わえば、記憶として残ります。
ネットで調べれば何でも出てくる時代です。
それこそYouTubeでも勉強できます。
でも専門的なことはネットやYouTubeを探しても出てきません。
ネットやYouTubeを見てすぐに習得できるほど世の中の仕事は甘くない。
あくまでネットやYouTubeは予備知識として、実際は上司が部下に現場で手ほどきをするのが一番の経験値になれます。
古臭い考えかもしれませんが、いつの時代の部下は上司の背中をみて仕事を習得してほしいのです。
そのためには、上司は部下に熱心に指導する義務があるというを忘れないようにしてほしい。
熱心な指導は、部下に暑苦しく感じられるかもしれません。
その熱心な指導により、いつか自分の強い味方になってくれる日がきます。
まとめ 生意気で言うこと聞かない部下は上司の責任!3つの理由と対処法
何ごとでもそうですが、まずは動いてみないと何も変わりません。
じゃあ、本記事で紹介した
『生意気で言うこと聞かない部下は上司の責任!3つの理由と対処法』を実践するタイミングはいつか?
その答えは、今すぐ行動が一番の正解です。
なぜ部下が生意気になってしまうのか?
その3つの理由は、
・上司が注意しない
・上司が無能
・上司がいい加減
まずはこの3つを受け入れましょう。
生意気で言うこと聞かない部下へ3つの対処法として、
・嫌われる勇気を持つべし
・敬意を示す
・机上論よりも現場を大切にする
この3つを意識するだけで、生意気な部下が謙虚な部下に変わります。
そして実際に実践すると少し負荷がかかるかもしれませんが、より良い部下の指導を目指すには、歯を食いしばることも大切です。
まずは行動して、そして動きつつ考えてみよう。
是非この機会に行動できるよう前進あるのみです!
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